神に祈る南?方角を示す「東西南北」の語源は太陽の動きが影響していた!? (2/4ページ)

Japaaan

太陽が去っていく「西(にし)」の方角

西の彼方へ日は沈みゆく。

東から昇った太陽は南の空を通り過ぎ、やがて去って行くのですが、その「ひいにしかた(日、去にし方)」が縮まって「西(にし)」になったと言われています。

過去を表す「古(いにしえ。去にし辺)」と同じ語源ですね。

太陽≒神様に祈る「南(みなみ)」の方角

日本における至高の太陽神・天照大神(中央最奥)。春斎年昌「岩戸神楽之起顕」より。

古来、太陽は神の威光や恩恵あるいは神そのものとして信仰されてきました。太陽が最も高く位置する時、人々は神に祈りを捧げました。

古くから神は「み」、祈るは「のむ」と表現され、神に祈る「みのみしかた(神祈みし方)」の方角が訛って「南(みなみ)」と呼ぶようになったと言います。

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