もっとも古いミイラ作りのマニュアルが発見される(古代エジプト) (1/3ページ)
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ミイラに関しの研究は進んでいるが、古代エジプト人が実際にどのようにして死者に死後の準備を施していたのか、具体的にはまだわからないことが多い。
そんな中、ミイラ作りマニュアルの新たな記述が見つかるという驚くべき発見があった。パリのルーヴル美術館に所蔵されていた3500年前のパピルスで、遺体を防腐保存処理してミイラ化する重要な手順が説明されていたのだ。
・3500年前のパピルスに記されたミイラ作りマニュアル
新たに発見されたミイラ作りマニュアルは、「パピルス・ルーヴル=カールスバーグ」という3500
年前のパピルスの中にあった。
このパピルスの半分はおもに医学情報で、パリのルーヴル美術館に所蔵されていて、残りの半分はデンマークのコペンハーゲン大学のパピルス・カールスバーグ・コレクションの一部になっている。
この新たなマニュアルの存在が明らかになる前は、ミイラ作りに関してはふたつのテキストしかなかった。古代エジプトでは、ミイラ作りは神聖な行為とされていて、防腐処理のやり方は限られた者しか知らず、その知識はたいてい口頭で伝えられていた。

新たな記述では顔を布で覆うプロセスが明らかになったimage credit:Ida Christensen
・特殊な溶液でコーティングした亜麻布で死者の顔を覆う防腐処理
「テキストは覚書として使われたようで、これを読む者は、軟膏の作り方や、さまざまなタイプの包帯の使い方など、細かいことを思い出す必要のある専門家だったに違いありません」と、コペンハーゲン大学のエジプト学者ソフィー・スキオット氏。
スキオット氏は、自分の論文でこのテキストについて詳細を発表し、来年にはルーヴル・パピルスの完全版を公開する予定だ。