もっとも古いミイラ作りのマニュアルが発見される(古代エジプト) (2/3ページ)
スキオット氏が抜き出した詳細には、植物由来の特殊な溶液でコーティングした赤い亜麻布で死者の顔を覆って、防腐処理する方法が指南されている。
この溶液には、芳香性物質と混合物をまとめる結合剤が含まれている。この溶液に浸した布で死者の顔を覆うと、虫や細菌を防ぐことができた。
この手順はこれまで文書として残っていなかったが、これまで見つかっているミイラを調べると、その証拠が一致していた。

・詳細な防腐処理過程が明らかに
このマニュアルは防腐処理の行程をふたつに分けて示している。前半の35日は乾燥期間、残りの35日は包帯を巻くラッピング期間で、防腐処理は4日間隔で17回行われる。
乾燥期間では、遺体から内臓や脳を取り出した後、ナトロン(炭酸ナトリウム10水和物と炭酸水素ナトリウムを主成分とする天然に産出する鉱物)の混合物で乾燥させる。だが、発見されたマニュアルでは、ナトロンを使うことにはふれていないという。
ミイラ化プロセスの進行はいかにも儀式的で、死者のための肉体が完成する進行具合を寿ぎながら、4日間の防腐処理作業、4日間のインターバルを繰り返します。これは70日間の間に合計17回行われます。
インターバルの間は遺体に虫や細菌がつくのを防ぐために、香料を含んだ布や藁で覆います(スキオット氏)
パピルス・カールスバーグ・コレクションの半分が分析・翻訳されたのは今回が初めてで、すでに解読されているルーヴル美術館の情報に加えて、さらに薬草療法や皮膚の膨張についての情報もカバーできることになった。