「霊媒師が無免許で注射を…」法廷で明かされたヤバすぎる老人ホームの実態 (2/3ページ)
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弁護人「偽造をしたのはいつですか?」
被告人「2018年1月です。社長のAさんとお付き合いをしていて、土日も働ける看護師を探してると言われたのですが見つからなかったのでやりました」
弁護人「何故あなたが偽ったんですか?」
被告人「何度もAさんから『見つからんのかー!』と恫喝されたからです」
どうやら社長から何度も何度も怒られてたようなのです。
弁護人「元々その有料老人ホームはどんな環境でしたか?」
被告人「入居者20名以上でスタッフは3名。とても手が届きません。便は垂れ流したまま、夜は入居者が出歩かないようにベッドに縛りつけるという環境でした。それで看護師が入って人が増えれば環境が変えられると思いました」
弁護人「あなた以外にも免許無い人が測定や注射してたんですか?」
被告人「はい、何度も見ております」
弁護人「罪悪感はありませんでしたか?」
被告人「ありましたけど、誰かが注射打たないと命に関わります!」
相当ヤバい所のようですね。こんな劣悪な有料老人ホームはそうそう無いと信じたいですが。
続いて検察官からの質問です。
検察官「そんな環境を変えたかったと。通報しようとは思いませんでしたか?」
被告人「考えました。そして役所に電話したり書類を送ったんですが、すぐには動けないと」
検察官「それを聞いてどう思いました?」
被告人「誰も助けてくれないんだな、と」
行政に指導してもらおうと動いてたみたいですね。しかし無視と言うか、扱ってもらえず…。