武士は刀のごとくあれ!武士道のバイブル『葉隠』が説く自制心と勇気の教え (4/4ページ)

Japaaan

理想的な意地≒刀の在り方とは「いつでも抜けるように万全の備えをしておきながら、ここ一番でしか抜かない」ものであり、抜く/抜かないのメリハリと、いざ抜いた時の威力こそ、武士の真価と言えるでしょう。

やがて武士の世は維新の彼方へ遠く過ぎ去り、刀を抜くこともなくなった現代ですが、むやみに意地を張らない自制心と、ここ一番で意地を見せる勇気は受け継いでいきたいものですね。

※参考文献:
菅野覚明『武士道の逆襲』講談社現代新書、2004年10月
古川哲史ら校訂『葉隠 上』岩波文庫、2011年1月

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