目先の欲をぐっと我慢。コウイカには自制心があることが判明 (1/4ページ)
iStock
イカやタコなどの頭足類は複雑な中枢神経系を持っており、は我々が思っている以上に知的であるということがこれまでの研究から明らかとなっている。
『Proceedings of the Royal Society』(3月3日付)に掲載された研究によれば、コウイカ(学名 Sepia officinalis)は、もっといい獲物をゲットするために、目の前の獲物をグッと我慢することができるのだという。
これはコウイカに「自制心」という高度な機能が備わっている証明で、生物の知性の起源を解明するための大切な一歩であるそうだ。
・マシュマロ実験でイカの自制心を調査
研究の中心人物、英ケンブリッジ大学のアレクサンドラ・シュネル氏は、「5億5000万年前に脊椎動物から分岐した無脊椎動物のコウイカにも、自制心があったとは驚きです」と、その意外な発見について語っている。
1960年代末から70年代初頭にかけて、スタンフォード大学の研究者によって「マシュマロ実験」という有名な実験が行われた。これは未就学児の自制心について調べたもので、次のような内容だ。
まず、子供をお皿の置かれた机に座らせて、お皿にマシュマロを1個置く。そして「ちょっと席を外すけど、15分マシュマロを我慢できたらもう1つあげるよ」と告げて、実験者は部屋を出る。さらにたくさんのおやつをもらうためには、子供は目の前のマシュマロをグッと我慢しなければならない。