CIAがかつて行っていた、地上の人間を航空機によって回収する驚きのシステム「スカイフック」とは? (1/4ページ)
アメリカの諜報機関CIA(中央情報局)および米空軍・海軍が、かつて使った驚きの人間回収システムが話題を呼んでいる。
1950年代にアメリカの発明家が考案したスカイフック(フルトン回収システム)は、航空機が飛んでいる状態で地上(水上)の人間をノンストップで拾い上げるという前代未聞なものだった。
Skyhook
・地上の人間を飛行機が止まらず回収。驚異のシステムスカイフック
スカイフック(フルトン回収システム)は1950年頃にアメリカの発明家ロバート・フルトンがCIA向けに考案した回収システムだ。
イギリスとアメリカが第二次世界大戦などで用いた装置を応用したその方法は、諜報員や兵士の救出にぴったりだった。これに興味を持ったCIAは空軍とともに研究開発を重ね、実用できる形に仕上げたという。
その流れはざっと以下のようなものだ。
回収される人間は、航空機からも投下可能な専用キットを開封し、手順に沿って装備をセット。その過程で同梱の気球につながるロープの先のハーネスを自身の体に取り付け、同梱のヘリウム入りボトルで気球を膨らませる。

credit:public domain/wikimedia
それを空に上げると、気球を目印に回収用アタッチメントをつけた航空機が低空飛行でやってきてロープを捉えて上昇。