国際宇宙ステーションの内部で新種の細菌が発見される (3/3ページ)
では地球上でそうしているように宇宙空間でも、植物の成長を助けることはできるのだろうか?
遺伝子解析の結果、IF7SW-B2Tは、根や新芽の細胞分裂を助ける植物ホルモン「サイトカイニン」に必須な酵素を作り出す遺伝子を持っており、特に期待できそうなことが明らかになっている。
こうした研究は、微重力下でも植物の成長をうながしてくれる遺伝的決定基の特定に役立つとのこと。やがて長期間にわたる宇宙ミッションでもきちんと育つ作物の開発につながるかもしれない。
NASAジェット推進研究所のカスツーリ・ヴェンカテーシュワラン博士は、「分離された新種株は、負荷のかかる環境で植物の成長を促進してくれるので、資源が乏しい極限環境で植物を成長させるには必要不可欠」と、その重要性を語る。
宇宙産のレタス credit:NASA
・ISSにはまだまだ未知の種が存在するかも
なお、ISSの生物多様性は、ほんのさわり程度に調査が行われたにすぎない。その内部ではすでに1000サンプルが収集されており、地球で解析される瞬間を待っているそうだ。
この研究は『Frontiers in Microbiology』(3月15日付)に掲載された。
References:Three bacterial strains discovered on space station may help grow plants on Mars | EurekAlert! Science News/ written by hiroching / edited by parumo