テリー伊藤×山本昌対談「中日の投手陣は巨人よりも遥かに上だ」 (2/4ページ)
山本 あと阪神が今季すごいのは、外国人投手をたくさん取ってるんですよ。よくこんなに余らせるほど取ったなっていう。このあたりもうまくハマッてくると阪神はおもしろいですね。
テリー 古巣の中日はいかがですか。
山本 強いと思います。内野陣に関しては、ファーストがビシエド、セカンドが阿部(寿樹)、ショートが京田(陽太)、サードが高橋周平で決まりですから。キャッチャーも去年、木下拓哉っていう選手が出てきましたし、外野以外はけっこうレギュラーが決まってるんですよ。センターは大島(洋平)で決まりでしょうけど。
テリー まぁ、選手を固定できるのは強いですよね。
山本 そうですね。中日は去年の最後、バーッと巨人に追いついていったじゃないですか。途中で離れすぎましたから、結果的には追いつけませんでしたけど。
テリー 逆に巨人は息切れしちゃってね。
山本 あれもやっぱり9月ぐらいから打順を固定したんですよ。そうすると選手は自分の役割がわかりますから、打線もうまく機能しますよね。
テリー 投手はどうですか。
山本 投手陣もいいですよ。去年は祖父江(大輔)、福(敬登)っていうリリーフピッチャーがすごく活躍しましたし、マルティネスが抑えでいましてね。そこに岡田(俊哉)であったり、藤嶋(健人)であったり、もう1人2人、勝ち試合を投げられる投手がいる。指を折って数えると、かなり揃ってるんですよ。
テリー うらやましい。
山本 投手陣に関して言えば、巨人よりも総合力は遥かに上だなっていう感じがしますね。
テリー そうすると、セ・リーグは巨人、阪神、中日が中心になると。
山本 そうでしょうね。