テリー伊藤×山本昌対談「中日の投手陣は巨人よりも遥かに上だ」 (4/4ページ)
だから、稲葉監督にも頑張ってほしいですよね。
テリー ユニホームに日の丸が入ると、気持ちが違いますよね。
山本 これは全然違うと思います。やっぱり国の代表というのは重いですよ。
テリー あとトーナメントですもんね。甲子園みたいなもんだから。
山本 私は日本の投手陣は世界一だと思ってますから。おそらく大リーグでは契約上、出られない選手が多いので、ダルビッシュ投手とかは難しいかもしれませんけど、菅野投手や田中マー君が出てくれればね。あとは千賀(滉大)君とか大野(雄大)君とか、相当なメンバーが組めます。
テリー 監督としても楽しみですよね。いや、プレッシャーか。優勝しないわけにいかないもんな。
山本 アメリカ、韓国、ドミニカ、プエルトリコ、なんだかんだ言って、どこも強いですからね。やっぱり優勝は簡単じゃないですよ。ただ、今は無事にオリンピックが開催できて、出場国が全部来れるといいなというね。それだけかなと思います。
テリー ほんとにその通りですね。オリンピックで野球が見られるのは、これが最後かもしれませんから。
山本 しかも日本で開催ですからね。もうこんな機会は二度とないでしょうから。その意味でも何としても優勝してほしいですね。
【テリーからひと言】
いや、この時期になると毎年開幕が楽しみだな。特に今季は菅野vs田中マー君の対決があるかも。それが実現すれば、もう言うことはないよ。
山本昌(やまもとまさ)1965年、神奈川県生まれ。84年、日本大学藤沢高校からドラフト5位で中日に入団。入団5年目のアメリカ留学で才能が開花。その後はチームのエースに成長し、94年には「沢村賞」受賞。06年、史上最年長41歳でノーヒットノーランを達成、以降も数々の歴代最年長記録を樹立した。現在は、野球解説者・スポーツコメンテーターとして活動するほか、自らの経験を基に講演会の講師としても活躍中。