植物の遺伝子を取り込んで利用する、恐るべき能力を持つ昆虫の存在が明らかに(※昆虫出演中) (3/4ページ)

葉を食べるコナジラミ credit:Jixing Xia and Zhaojiang Guo
・古代のウイルスに関係が?まったく新しい進化のルート
だがコナジラミは一体どうやって植物の遺伝子を手に入れたのか?
研究では、古代のウイルスが関係しているらしいことが示唆されている。ウイルスがその遺伝子をコナジラミの体内に運び込んだのだ。
これについて、「まったく新しい遺伝的変化と進化の発生ルートを示しています」と、研究グループの1人、スイス、ヌーシャテル大学のテッド・チューリングズ氏は『INVERSE』で解説している。
コナジラミのライフサイクル:Life cycle of whitefly
・新しい害虫駆除法の開発に役立つ可能性
研究グループは、この知見をもとに新しい害虫駆除法の開発を目論んでいる。
ベトベトした甘露を分泌し、ウイルス病を媒介することもあるコナジラミは、トマトやタバコといった農作物に大きな被害をもたらす害虫として知られている。
しかし今回の研究では、RNAでトマトを遺伝的に改変することで、BtPMaT1を抑制することにすでに成功している。
「コナジラミが遺伝子組み換え植物を食べると、RNAが取り込まれ、それが問題の遺伝子に干渉します。