巨大かつらやお歯黒まで、大昔に流行した奇妙な5つのファッション (2/5ページ)
・男性のハイヒール

イアサント・リゴー(1701年)によるルイ14世の肖像。トレードマークのハイヒールを履いている。image credit:public domain/wikimedia
現在ハイヒールの靴は女性の靴とされているが、昔は違ったようだ。歴史においてはさまざまな時代で男性も履いていた。
kothorniというかかとのついた履物は、紀元前200頃のギリシャの俳優が履いていたもので、8~10センチの高さの木製のコルク底がついたハイヒールだった。
この高さは、社会的身分や、舞台で演じられるさまざまなキャラクターの重要性によって差がつけられていたと言われている。
中世ヨーロッパでは、男女ともパッテンと呼ばれる靴を履いていた。当時の町の通りはぬかるんでいて汚く、その頃の履物は壊れやすく高価だったため、通りを歩くときに靴を壊さないよう、地面に直接足がつかないオーバーシューズ、パッテンを履いていたという。
ハイヒールは、あぶみ代わりにもなるため、ペルシャ騎兵も履いていた。16世紀末から17世紀始めにかけて、ペルシャのシャー、アッバース1世は、共通の敵オスマントルコに対抗するための同盟を求めて、ヨーロッパへ外交官を派遣した。
外交官が履いていたペルシャのハイヒールを見たヨーロッパの貴族は、乗馬のときの実用性は度外視して、男らしさの象徴、ステータスシンボルとしてすぐにそれを取り入れた。