巨大かつらやお歯黒まで、大昔に流行した奇妙な5つのファッション (4/5ページ)

カラパイア

この女性の手の込んだヘアスタイルは、日常的に使われていたかつらやつけ毛の典型だが、今では古代の墳墓から見つかることは非常にまれだ。


・歯を黒く染める化粧法、お歯黒

4_e
credit:public domain/wikimedia

 歯を黒く塗るお歯黒は、東南アジア、太平洋諸島、南米でも見られるが、とくに日本では、美の象徴として行われていた。

 お歯黒の起源は定かでないが、日本では古代から存在したとされ、主に民間では明治時代末期まで、東北など一部地域では昭和初期まで、特に既婚女性の風習として見られた。

 貴族の女性は歯を黒く染め、17~19世紀の江戸時代までは、貴族だけでなくほかの階級にも広がっていった。

 黒い歯にするための伝統的な方法は、鉄漿水(かねみず)と呼ばれる酢酸に鉄を溶かした茶褐色・悪臭の溶液の染料を使う。染料を作るには、まず最初に鉄を酢と一緒に茶または酒に浸す。鉄が酸化すると、液体は黒くなる。

 それを口に含むと歯が黒く染まる。黒い色を長持ちさせるためには、一日あるいは数日に一回はこれを繰り返す。

 お歯黒を施した江戸時代の人の遺骨を調べると、その歯はまだ黒かったという。

「巨大かつらやお歯黒まで、大昔に流行した奇妙な5つのファッション」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る