巨大かつらやお歯黒まで、大昔に流行した奇妙な5つのファッション (3/5ページ)
・古代エジプトの巨大なかつらやつけ毛

ハトル風かつらをつけた女王イアフメス=メリトアメンの胸像(紀元前1550年頃、第18王朝)image credit:Captmondo / WIKI commons CC BY-SA 3.0
大古の昔から、人々はあらゆる目的のために、さまざまな被りもの、かつら、つけ毛、帽子などで自分のイメージを変化させてきた。
現存しているかつらは、当時の社会の文化やファッションを反映していて、昔の人たちの日々の生活が垣間見える。
最古のかつらや被りものの記録は、古代エジプトにさかのぼる。かつらを被る理由はさまざまだが、基本的にはこれらは衣装の一部で、とくにエリート階級にとっては、つけている者の社会的地位の高さを示すためのものだった。
気温の高いエジプト地域では、かつて人々は頭や顔を剃り、太陽から頭を守ったり、涼しさを保つためにかつらを被ったと言われた。
そのスタイルはさまざまで、頭を剃るといっても、完全な禿頭ではなくて短い髪を残すこともあった。かつらは単に保護用という意味合いだけではなく、ファッション表現として重要な役割を担い、社会の象徴となったのだ。
2014年、エジプトのテル・エル・アマルナからたくさんの人間のミイラが見つかった。手の込んだヘアスタイルをしていて保存状態も良く、70以上ものつけ毛をつけていた女性のミイラもあった。
ヘナで赤く染められたつけ毛が幾重もの層になって、頭の上に高く飾られていたという。