「服にいっぱい『こぞろ』ついとる」 何がついているのかは、徳島県民にしか分からないらしい (1/2ページ)
日本各地には、その地域でしか伝わらない方言が多く存在している。
そのため、
「地元では一言で表現できるのに...」「標準語ではなんと言っていいかわからない...」
地元以外の場所で、そんなもどかしい思いをしている人も多いとか。
Jタウンネットではそんな「意味が限定的すぎる方言」または「標準語では説明できない方言」のの情報を募集している。
今回は、全国の読者から届いた投稿メールの中から、意味が限定的すぎる徳島県の方言「こぞろ」を紹介する。
「机の上のこぞろ掃除しなよ」徳島県出身の30代男性から、編集部にこんなメールが届いた。
「意味が限定的すぎる方言といえば、私の地元の徳島では、『こぞろ』という単語があります。意味は、『小さい粉状~粒状のもの、特にせんべいやポテチなどのお菓子の食べかす』です『机の上のこぞろ掃除しなよ』『袋の中のこぞろ全部食べちゃって』『うわ、服にいっぱいこぞろ付いとる』のように使います。県外の友人とお菓子を食べる際に、説明に困りました」
徳島県では、小さなゴミのことを「こぞろ」というらしい。
「食べかすついてるよ」というより、「こぞろついとるよ」と言われた方がなんとなく気分がいいのではないだろうか。そんな可愛らしい響きだ。
島県民らしきユーザーたちが「片っ端からこぞろを拾い集めた」「こぞろが落ちても大丈夫ってことね」
といった使い方をしており、中には
「口の端が特にこそろまみれになる」「こそろまみれになって大変でした」
と、濁らない「こそろ」という言葉を恐らく同じような「小さなゴミ」「食べかす」の意味として使用している地元民らしきユーザーの投稿も見受けられた。