ただ腹筋をやってもタテ割れはしない 誤解だらけの筋トレを根本から問い直す本 (3/3ページ)
そこで立ち戻るべきは、自分は何のためにトレーニングをしているかという目的だ。
本書では「なぜ、これやるのか」を原点としている。その原点に立ち返り、その目的にあったトレーニングを積み重ねていかなければ、効果は最大化しない。「やれと言われたからその通りにやっている」のではなく、自分でロジカルに考えてトレーニングをする。当たり前のように思えて難しかったりするそれを、実践していく必要があるのだ。
本書には筋トレの正しいフォームが分かりやすくイラストで解説されているので、運動を本格的にやっていないけれど、最近ジムに通いだしたり、自己流で筋トレをやりはじめた人にとっても参考になるだろう。筋トレの思い込みを塗り替えていく一冊である。
(割井洋太/新刊JP編集部)