5000年前の精巧に彫刻された石球の謎(スコットランド) (5/6ページ)
「これらは、人々の想像力をかきたて、さまざまな解釈に事欠かきません」19世紀半ば以降にスコットランド各地で発見された何百もの石の詳細を記した、3冊の膨大な博物 館カタログを調査しているアンダーソン=ホワイマークは言う。
また、スコットランド国立博物館のコレクションが所蔵する彫刻ボールの3Dモデルは、遠隔地からでもバーチャルリアリティを使って、調べることができる機会を与えてくれる。
Mystery Neolithic Stone Ball Discovery ~ Scotland
これにより、世界中のアマチュア探偵や考古学の専門家が、用途に関する議論に自分の意見を参加させることができると期待される。
石の分析結果から、多くの石が何度も作り直され、何世代にもわたって変化していった可能性があると、ホワイマークは言う。
あるいは、最初はひとつの用途のために始まったものが、べつの用途に発展していったのではないかとも考えられている。
製造期間が非常に長く、一気に完成したものではないものもあります。最初はただのシンプルな石の球体として始まったのかもしれないし、表面につけられたコブも始めは浅かったものが、のちにどんどん深くなっていったのかもしれません。
がらりとデザインを変えてしまったり、表面のコブの数が倍以上に変更されたものもあります
球体が何代にも渡って受け継がれてきたということは、古代の家宝のようなものと考えていたとも思われる。
今は、実用的なものと儀式用のものに区分けする考えがありますが、こうした区分けは過去でも同じだったわけではありません。
この石球には、儀式用と武器を兼ねた複数の機能があった可能性はあります。