老いを笑うな若者よ!平安時代、合戦に敗れた安倍貞任が源義家に詠んだ返歌が切なすぎる (1/4ページ)
平安時代中期、奥州(現代の東北地方)に勢力をのばして朝廷にまつろわなかった安倍(あべ)一族を討ち滅ぼすべく、河内源氏の棟梁たる源頼義(みなもとの よりよし)が派遣され、親子2代・12年間にわたる戦いを繰り広げました。
これが後世に言う奥州十二年合戦(おうしゅうじゅうにねんがっせん)、現代では「前九年の役(ぜんくねんのえき)」として知られる戦いの中で、安倍氏もまた、安倍頼時(あべの よりとき)・安倍貞任(さだとう)と親子2代にわたって果敢に抵抗しました。
「奥州の蝦夷(えみし。東日本の住民)など、野蛮人に過ぎぬ!」
当時の朝廷は安倍氏らをそう見下し、事もなく平らげられるかと思いきや、戦さは長引き12年。奥州人の意地を見せつけられたのです。
また、彼らは武勇ばかりでなく豊かな教養も備えており、今回は安倍貞任がその才知の一端を示したエピソードを紹介したいと思います。