「セイコーマート」好調のカギ!? 他社に差をつけた"経営判断"とは (2/2ページ)
ここまで消費者から支持され、コロナ禍でも業績好調な理由はどこにあるのか?
コンビニ業界に詳しいライターは、「品揃えが多く、他のチェーンが導入するずっと前から生鮮食料品を売り、プライベートブランドにも力を入れていました。また、地元北海道産にこだわった商品も多数用意しており、店内調理の惣菜や弁当を提供するコーナーには豚丼、ジンギスカン弁当などのご当地グルメもあります」とその魅力について明かす。
ただし、これに加えて同社の〝ある経営判断〟が、コロナ期間中のライバルチェーンと大きな差をつけることになったという。
「それはレジ袋です。ご存じの通り昨年7月から法改正で有料化となりましたが、配合する原料の25%以上をバイオマスにすることで引き続き無料で提供することが認められていました。セイコーマートでは配合比率を30%にして条件をクリアし、無料配布を続けたんです。これが追い風となったと見て間違いないでしょう」(前出・ライター)
ただし、レジ袋に関してはあくまで当面有料化延期というスタンス。他社がすべて有料化に踏み切ったため、結果として差別化につながったようだ。
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