ブーム到来「ばんえい競馬」はじめてガイド(2)勝敗は「馬3騎手7」の格言も (1/2ページ)

Asagei Biz

ブーム到来「ばんえい競馬」はじめてガイド(2)勝敗は「馬3騎手7」の格言も
ブーム到来「ばんえい競馬」はじめてガイド(2)勝敗は「馬3騎手7」の格言も

 直線200メートルのセパレートコースで、2つの障害を乗り越えるのがばんえい競馬の特徴だが、なぜレース中に馬が止まるのか。実はそこが勝負の行方を左右するポイントとなっていた。

「いかに障害をうまく乗り越えるかがレース展開のカギになるため『ペース配分』が重要になります。特に第2障害を一腰で上がる(立ち止まらずにクリアする)ために、騎手は間合いを図る。失敗すると10秒の差がつくこともあります。一見、第2障害を早く仕掛けて上がってほしいと思いがちですが、仕掛けが早いほど一発で越える確率が下がってしまう。とはいえ、休みすぎていたら他の馬が先に仕掛けてしまう。その駆け引きが騎手の腕の見せどころです。『第2障害を下りたら、騎手は馬を意図的に止めることはできない』というのも知っておきたいルールですね」

 諸説あるが、サラブレッドの競馬は「馬7対騎手3」と言われるが、ばんえい競馬は「馬3対騎手7」という格言もあるほど。

 それだけ騎手が重要になるのだが、1日に騎乗できるのは8レースまでと決められているため、乗り替わりも多い。「鞍上が替わると馬が動く」こともあり、乗り替わりによって波乱が生まれることもあるのだ。

「乗り替わりが劇的に効いて勝負できるのは、近走成績が悪く、前任者がリーディング下位の騎手。近走の着順がすごく悪ければそれだけ人気薄になりやすく、その馬に上位騎手が乗ることで好走する確率も上がるわけです。

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