幕末の京都での奇跡!尊王攘夷志士から一転、幕臣となった渋沢栄一と新撰組の意外な縁 (2/3ページ)

Japaaan

渋沢は、近藤と対面した時の印象を

「世間の人から見ると無鉄砲な猪武者のように誤解されているけれど、会ってみると意外にも温厚な人物で、物事がよくわかる人」

と語っています。新撰組の世間の印象と実際は違っていたことがよくわかります。

Wikipedia(近藤勇)

渋沢は、その時近藤から「本来なら私が同行するところなのですが、所用のため副長の土方歳三(ひじかたとしぞう)を同行させます」と告げられます。渋沢は鬼副長土方とも会うことになったのです。

渋沢栄一と土方の出会い

Wikipedia

後日、大沢源次郎捕縛の件で落ち合うため、渋沢は料理屋の2階で待っていました。すると土方が6名の隊士を引き連れてきました。新撰組のトレードマークの浅黄色の羽織は、本当に短い期間のみ使用していたようで、目立たない黒い羽織の黒袴姿でやってきました。

その当時、直接捕縛に副長がでてくること自体がかなり珍しいことでした。陸軍奉行からの依頼だったため、近藤が土方に直接命令したのでしょう。土方は渋沢に、隊のものが大沢を見張っているという状況報告をしました。

土方の様子は落ち着き払っていて、気張った様子もなく柔らかな物腰の口調でした。

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