人類最古、7万8000年前の墓がケニアで発見される。中には3歳の子供の遺骨 (5/6ページ)

カラパイア



 だが、埋葬に関連しているアフリカマイマイの貝殻の破片には、先端の尖った道具や工具による細工の跡が残っている。この証拠を象徴的行為だと解釈することはできないとはいえ、人間がなんらかの形で手を加えたことを示しているのは確かだ。

 現代や古い時代のホモサピエンスを含む複数のヒト科生物とつながる、中石器時代の石器とも関連があるため、こうした埋葬は意義深い。パンガヤサイディで、現代のホモサピエンスがこうした石器を作っていたことは明らかで、初期の技術や道具の使用の特徴がはっきりした。

 また、わたしたち人間の解剖学的進化についての新たな情報を引き出すこともできる。Mtotoの歯とネアンデルタール人の歯や、比較的最近のホモサピエンスの化石の歯とを比較してみると、明らかに現代人の歯ではあるが、原始的な特徴ももっていることがわかった。

 これは、最近の考古学、遺伝学研究が示しているように、わたしたち人類はアフリカの一地域のたったひとつの集団から進化したのではないことを裏づける。

 むしろ、現代人はアフリカのさまざまな地域に住んでいて、互いに見た目も違い、異なる進化の道筋をたどったとみるほうが正しのかもしれない。
「人類最古、7万8000年前の墓がケニアで発見される。中には3歳の子供の遺骨」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る