大谷の登板試合でズタズタに…「エンゼルスのレジェンド」のプライド (1/2ページ)

Asagei Biz

大谷の登板試合でズタズタに…「エンゼルスのレジェンド」のプライド
大谷の登板試合でズタズタに…「エンゼルスのレジェンド」のプライド

「DH・大谷」の代役は、現役1位の通算本塁打667本を誇るレジェンドではなかった。ロサンゼルス・エンゼルスが「チームの顔」でもあるアルバード・プホルス選手の“事実上の引退”を発表した。球団が選手登録を外し、他球団とも交渉できる「DFA」と発表したので、現役続行の可能性はまだ残されているが、近年は成績も下降ぎみだった41歳にオファーが届くかどうかは疑問だ。

「オーナーのホセ・モリナ氏が慰労のコメントを発表しました。オーナーが一介の選手の退団に対し、コメントを出すのは異例中の異例。でも、ファンは突然のDFAに『晩節を汚すな』と怒り心頭です」(米国人ライター)

 そんなレジェンドの退団に、大谷翔平の活躍も影響していた。

 当初、今年のエンゼルス打線は「大谷が投手出場する試合では、プホルスがDHで出場する」と予想されていた。しかし、大谷が先発登板する際、DH制を解除するリアル二刀流となるときも多かった。プホルスは一塁も守れるが、一塁兼外野手のジャレッド・ウォルシュが打撃好調で、マイナーにも昇格目前の有望株が何人もいるという。しかし、チーム事情だけが理由ではないようだ。

「5月5日のレイズ戦後(現地時間)、地元紙のロサンゼルスタイムズが『おかしい』とざわつき出したんです。大谷が先発し、DH制を解除しないで臨んだ試合でした。プホルスはDHで起用されず、ベンチスタートとなっただけではなく、『オープン戦かよ?』と突っ込みたくなるような控え選手だらけの打線となりました。

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