映画の小道具に使われていた人間の「干し首」が本物であることが判明 (1/3ページ)

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フラナリー・オコナーのゴシック小説を原作とするアメリカ映画『Wise Blood』(1979年)には、不気味な干し首が登場する。
『Heritage Science』(5月11日付)に掲載された鑑定結果によれば、なんとそれは映画用につくられた小道具ではなく、アマゾンの首狩り族が1世紀ほど前に人間の首からつくった本物の干し首であることが判明したそうだ。
・首狩りを行っていた部族の風習「干し首」
かつて、首狩りを実践していた部族では風習として「干し首」が作られていた。特に有名なのが、現在のエクアドルとペルーにあたるアマゾン上流に住んでいた少数民族、ヒバロー族やシュアール族が作ったもので、彼らはそれを「ツァンツァ」と呼んでいる。
つくるには切り落とした生首の頭蓋骨から肉をそぎ取り、目と口を縫う。それから薬草入りの熱湯で肉を煮て、形を整えながら熱した石や砂で乾燥。ビーズや羽毛などで装飾して完成だ。
19世紀、そうした文化に関心を持った西洋人が干し首のコレクションをはじめ、人気が高まったことからいくつもの偽物がつくられた。中には違法に墓地から掘り起こしてつくられたものもあったという。