いよいよ公開する映画「HOKUSAI」に備えて!葛飾北斎、喜多川歌麿、写楽の代表作を紹介 (5/6ページ)
寛政三美人
歌麿にとって女性を描くとは、悪いところも含めてただ似せれば良いのではなく、魅力を引き出すことにありました。したがって、歌麿の思う美しさの表現が根幹にあり、その上に個性を追加する表現となりました。
そのためこの絵では、違いはわずかではあるけれど、三人それぞれの顔つき、表情をしています。
また、優艶な美しさだけでなく、かわいいあどけない女性も描いています。
こちらも有名な「ポッピンを吹く女」。
赤い市松模様に桜の花柄の振袖と、背景のキラキラした雲母擦り(きらずり・うんもずり)が印象的です。
ポッピンを吹く女
ポッピンとはガラス細工で、底の部分が非常に薄く、息を吹き込むとそこが膨らんで「ポッ」抜くとへこんで「ピン」と音がします。
やわらかな布の質感や、春らしい色使い、あどけない表情でかわいらしさ満開の作品です。