横浜DeNA「最弱ドツボ」の悲哀劇場(2)家族までが誹謗中傷されて (1/2ページ)

Asagei Biz

横浜DeNA「最弱ドツボ」の悲哀劇場(2)家族までが誹謗中傷されて
横浜DeNA「最弱ドツボ」の悲哀劇場(2)家族までが誹謗中傷されて

 この間、投打の歯車がかみ合わなかったのは選手だけの問題ではない。右往左往する首脳陣の狼狽ぶりも災いしているようだ。球界関係者が語る。

「キャンプからオープン戦にかけて、バントや盗塁などの小技を駆使するスモールベースボールに力を入れてきました。ただし、ポンポンとホームランが出るハマスタとの相性はあまりよくない。結局、ラミレス時代の大味な打線にほぼ戻ってしまいました」

 出だしの掛け声も空しく、盗塁数9個(5月21日現在、以下同)は12球団断トツの最下位だ。

 独自のデータを重んじて選手を駒のように扱った前任者を、反面教師に見立てての起用も裏目に出ている。

「温情采配で試合を落としています。4月17日の巨人戦では、5回まで1失点と好投していたとはいえ、先発・上茶谷大河(24)を6回まで引っ張った。結果、その回だけで6失点の炎上。成長を期しての続投だったようですが、完全に代え時を見誤りました。ちなみに24日に挽回の機会を与えた登板でも、上茶谷は初回6失点KOだった」(スポーツ紙デスク)

 もはや打つ手なし。とうとう4月22日の阪神戦で10連敗目を喫する。「やるしかないんで‥‥、はい‥‥」と、三浦監督はうつろな目で言葉を絞り出すのが精いっぱいだった。

 不甲斐ないチームに対するファンの怒りは、三浦監督の家族にまで及んでいた。

「連敗中、某スポーツ紙で競馬記者をしている娘さんのツイッターアカウントに、球団を誹謗中傷するメッセージが寄せられるようになりました。中には家族の人格まで否定するような文言も含まれており、娘さんは相当落ち込んでしまったそうです。1万人近くフォロワーのいたアカウントでしたが、削除されました」(球界関係者)

 家族にも迷惑をかけた自責の念なのか、時を同じくして、番長の表情も沈んでいく。

「試合後の会見で何を質問しても『あぁ‥‥』や『う、うん‥‥』などと、言いよどむようになりました。本来はサービス精神旺盛な人柄です。

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