出口にたどり着けなそう... かつて姫路に存在した、ホラーすぎる「商店街の廃墟」 (2/2ページ)
「当時、アーケード内は退去した直後だったようです。偶然通ったため立ち退きの時期などは分かりませんが、グーグルのストリートビューなどで確認したところ、アーケードが廃墟であったのはそう長い期間ではなく、この後解体されているようです。ただ、空き店舗になってから長く経っていると思われる建物も多かったです。周辺は古くからの市場だったようで、まだ営業しているお店もありました。全長はあまり長くありませんでしたが、不思議な光景に惹かれて立ち寄ったのを覚えています」(@lorinser_userさん)
@lorinser_userさんは撮影当時を振り返り、
「『御元気な顔を見せてください』とあるにも関わらず顔を見せる相手は居なくなり、また営業していたころと変わらないであろう強烈な赤い光が無人の商店街を照らし続けている景色を見て、『賑わいの場所』としての終わりを迎えていると感じて投稿しました。立地的にも駅から離れておらず、この周辺には割と人がいたので、ここだけ人間が消えてしまったような感覚だったことも覚えています」
と語った。
Jタウンネット記者は6月2日、この商店街について姫路市にも取材した。
かつては200店舗以上もある卸売市場だった取材に応じた同市産業振興課の重入義宜さんは、こちらのアーケード商店街について「市としても把握し切れていないところが多い」と前置きをしつつ、
「具体的にこの商店街が機能していた時期は不明ですが、かつては200店舗以上が軒を連ねる青果や魚介類の卸売市場だったようです。ただ、それも段々と閉業する店が増えていき、市が2017年2月末に現地の調査を行った時にはほぼすべてが空き家・空き店舗になっていました」
と説明。その後、正確な時期は不明だが、2021年6月現在までの間に同地の空き家や空き店舗のほとんどが民間に買収されたことに伴って、このアーケードも解体されたそうだ。
ただ、姫路市では現在、この場所の空き家・空き店舗を買収した民間企業などと話し合い、これらをリノベーションして新しく活用する方法を模索しているという。
重入さんは今後の展望について、
「姫路市は、東側が再開発地域、西側が古い町並みが広がっている地域と、東西で比較的はっきりと特色に差があります。今回話題になったアーケードの廃墟を含め、これからは古き良き雰囲気は残しつつ西側の町のリノベーションも進めていきたいと考えています」
とコメントしている。