若返りのタンパク質でマウスの寿命を23%延ばすことに成功。数年後には人間に応用できる可能性 (2/3ページ)

カラパイア

しかし当時、オスの平均寿命は15%延びたが、なぜかメスに対しては効果が発揮されなかった。

 今回の最新の研究では、オスだけでなく、メスの寿命も延ばすことに成功している。しかも以前よりも効果的で、オスなら30%、過去には効果がなかったメスでも15%長く生きられるようになった。

 一定期間エサを与えないと、マウスの体は脂肪や乳酸からエネルギーをつくろうとするが、歳を重ねたマウスはこの能力が徐々に衰えてくる。

 ところが歳をとっていても体の中にSIRT6タンパク質がたっぷりとあるマウスの場合、若い頃と変わらずにエネルギーをつくることができるという。

 それだけでなく体に蓄積するコレステロールが少なく、がんの発症率が低く、さらに速く走ることまでできたそうだ。

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photo by Pixabay

・数年後には人間に応用できる可能性

 今のところ、SIRT6タンパク質で人間の寿命を延ばすことはできない。対象がマウスなら遺伝子を改変してやればいいが、人体となるとそうもいかないからだ。

 この成果を人間に応用するには、SIRT6タンパク質を増加させる薬を開発しなければならない。コーヘン教授が今取り組んでいるのがそれで、2、3年後には成功するかもしれないとのことだ。

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