成宮アイコ「アイドルがくれる"大丈夫になる瞬間”と、cana÷biss・りっすんさんが放った最強ワード」 (3/5ページ)
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ありす
確かにこの色は似合うかも、なんて過剰に調子にのり似たような色の服を買ったりもします。
なぜそうなるのかもいうと、アイドルがかけてくれる言葉は形式美、いわゆるお約束でもあると思っているからです(もちろん本音で褒めてくれていることも前提として)。太陽がのぼれば「おはよう」、眠る前には「おやすみ」。挨拶と同じようは、"お決まり"として気軽に受け取ることができてしまいます。
「本当はそう思ってないんでしょ?」なんて邪心はまるで湧いてこない。おそらく、わたしたちはアイドルの真実を知りたいのではなくて、アイドルがわたしたちファンに見せてくせる/見せたい姿を愛しているので、かけてくれる言葉や見せてくれる姿をいつも全肯定したいと願っているからだと思います。
だから、「髪切ったんだけどどうかな?」と言われれば「いつも今がいちばんかわいいです!」と答えるし、「そのワンピース似合うね」と言われれば「うれしい!」と言えてしまう。
その理屈でいうと、アイドルが投げかけてくれる「がんばってね」は言葉として最強だと思っています。そのときはもちろん、秒でこう返します。「うん! ありがとう頑張るね!」
とはいえ、日常生活の人間関係の場合はそうもいきません。なぜなら15分から3時間ほどの関係性というわけにはいかないので、「がんばってね」と言われたところで、いい返事だけしても実際はがんばれなかったら見放されるのではないか、そもそもがんばれるかわからないし……と卑屈に卑屈をかさねて口ごもってしまい、「…うん、あー。そうだね」と曖昧な返答しか出てこなくなります。やなやつ。
でもほんとうはわたしだって励まされたらがんばりたいし、褒められたら喜びたい。
ちなみに推しメンが褒めてくれたワンピースはその後、週1で着ていて、友だちから褒められたときには素直に「嬉しいありがとう」と言えてしまいました。友だちはにこにこしてくれたし、わたしも嬉しかった。もしかして、アイドルを経由するとわたしたちは素直になれるのかもしれません。