戦国時代、首の代わりに耳や鼻を!?武士道バイブル『葉隠』が紹介する武士の嗜みとは (3/4ページ)
……耳を削ぐなら頬ヒゲを、鼻を削ぐなら口ヒゲをつなげて削ぐことで、この耳鼻の持ち主が男性≒敵である証明としたのですね。
もちろん、それが民間人でなく敵であることの証明は別個に必要となるものの、少なくとも「女の首を狙った卑怯者」という誹りは免れることが出来るでしょう。
また、いざ自分が首を奪られてしまった場合でも、ヒゲが残っていれば男性であることが証明できるため、少なくとも打ち捨てられることはなかったと言います。
なので、日ごろからヒゲを整えておくことが武士の嗜みとされたようですが、女性としてみれば好きで戦さに出た訳でもないのに、殺された上に奪られた首まで打ち捨てられてしまっては、たまったものではありませんね。
終わりに古今東西、多くの命が失われるのが戦さであるとは言いながら、手柄を偽装するために女性の首まで狙うとは、卑怯な輩もあったものです。
しかし武士も食わねば生きては行けず、また妻子や一族を食わせるためなら、女の首であろうとなりふり構わず引っ掻き集め、褒美のワンチャンに賭けねばならない事情もあったのでしょう。