ポールダンスとストリップで死者を供養 台湾における性と死 (2/2ページ)

心に残る家族葬

さらに、サウスカロライナ大学の人類学者マーク・モスコウィッツ氏は、「(前略)誰かの人生をたたえることで、悲しみを和らげようという発想のすばらしさを知った」と述べている。氏はこの台湾のダンサーを主題としてドキュメンタリー映画を制作している。(「Dancing・for・the・Dead」)しかし、近年は中国政府からこうしたパフォーマンスを禁止されており、都市部ではすでに行われていない。一部の田舎でのみ、見られる光景となっている。

こうした、人の死に性的なパフォーマンスを絡めたものに対して嫌悪感をもよおすことは、決しておかしなことではない。しかし、日本を例に取ると、盆踊りは死者をむかえる儀式であると同時に、自由に性交を行う機会でもあったといわれている。これは日頃のストレスを発散するためだったという説もある。また、先にアメノウズメノミコトについて書いた。この女神はダンスで人々と神をつなぐ役割を果たしている。台湾の女性ダンサーは、いわば現代のアメノウズメノミコト、巫女の役割を担っているのかもしれない。

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