後北条氏を滅亡させた「最後の当主」北条氏直「秀吉に降伏の舞台裏」! (4/4ページ)

日刊大衆

 ところが、氏直が合戦の直前、信州の国衆らを「関白豊臣秀吉を討ち果たす」ために扇動したことを窺わせる史料の存在が再確認された。

 氏直は父が許されることを条件に降伏に応じたが、その約束は反故にされ、氏政は切腹。氏直は家康の娘婿ということから、高野山に蟄居することが決まって北条氏は滅亡したとされるが、そうではない。

 彼は後に許され、大坂城で秀吉と対面。秀吉は氏直に知行を与えて大名として復活させる考えだったが、氏直はその前の同一一年(1583)に疱瘡にかかって没し、北条氏の再興はならなかった。

●跡部蛮(あとべ・ばん)1960年、大阪府生まれ。歴史作家、歴史研究家。佛教大学大学院博士後期課程修了。戦国時代を中心に日本史の幅広い時代をテーマに著述活動、講演活動を行う。主な著作に『信長は光秀に「本能寺で家康を討て!」と命じていた』『信長、秀吉、家康「捏造された歴史」』『明智光秀は二人いた!』(いずれも双葉社)などがある。

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