しゃっくりの救世主なるか?これで水を飲むだけで止まる、L字型のストローが登場 (1/3ページ)
肝心な時に出て、なかなかとまらないのがしゃっくりだ。息を止めるとか、びっくりさせてもらうとか、様々な民間療法が伝えられているが、決め手に欠けると感じている人も多いだろう。そこで登場したのがこのL字型のストロー「HiccAway(ヒックアウェイ)」だ。
特許を取得したというこのストローを使い、コップの水をキュッと飲んでやれば、なかなか止まらなかったしゃっくりが嘘のように止まってしまうという。
なぜストローを水で飲むだけでしゃっくりが止まるのか?それには科学的根拠があり、効果が実証されているそうだ。
・横隔膜の神経や迷走神経に作用
HiccAwayは、口をつける側の先端にマウスピースが、根本には圧力調整バルブとして機能するキャップがついている。L字型のストローで水を飲んだだけでしゃっくりが治るのは、横隔膜神経と迷走神経を活発にさせるからだ。
しゃっくりが出る原因は横隔膜のけいれんだ。横隔膜は呼吸に関係する筋肉で、普段は伸縮して私たちが息をするのを助けている。
ところが、これがけいれんを起こすと、声帯を閉ざしながら勢いよく空気を吸い込もうとする。そのせいでヒック! という音が出る。
吸引力が調整されたHiccAwayで水を吸い込むには、横隔膜神経に横隔膜を収縮させ、さらに飲み込むために迷走神経まで働かせる必要がある。