「すれ違っただけで感染」のデルタ株急増!「2万人開会式」で未曾有の事態に (2/2ページ)

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英国のデータによれば、その感染力はアルファ株の1.4~1.6倍で、英国では人口の半分近くが2次接種を終えるなど、ワクチンが急速に普及し、当初は今月21日にロックダウン規制を解除予定でしたが、そんな中での感染確認数急増により、結局、防疫解除の日程を4週間延期することになったほど。ロシアのモスクワでも2週間前は3000人程度だった新規感染者が、2日連続で9000人を超え、いまも増え続けています。つまり、デルタ株の場合、ワクチンを接種しても、感染そのものは防げないというわけです。デルタ株は既に日本各地でも感染者が確認されていますから、五輪が開幕され、2万人も集まれば、新規感染者が増える可能性は大きい。そんな中であえて密を作るなど、とても正気の沙汰とは思えません」

 厄介なことに、デルタ株新型コロナウイルス感染症の特徴である発熱や、乾いたせき、疲労感のほか、嗅覚の喪失がない場合があり、その代わりに、頭痛やのどの痛み、鼻水といった症状が現れるケースが多いのだとか。

「そのため、英国では、季節性の風邪をひいただけだと考え、外出したり会食したりして、感染を広めてしまったというのが、専門家の見解です。ただ、とんでもないスピードで広がっているため、政府もきちんとした情報を伝えきれていない。結果、それが感染拡大を防げない要因になっているようです」(前出の医療ジャーナリスト)

 英国では、たしかにワクチンを2回接種した場合、重症者が抑えられていることは事実。ただ、基礎疾患の種類によっては、死亡リスクが高いことは変わらないという。

 日本でも1日100万回に迫るペースで接種が続いているが、ウィルス対策としてワクチン普及は第一の課題。ただ、たとえワクチンが普及しても、形を変えてやってくる変異株の恐怖があることを忘れてはならない。

(灯倫太郎)

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