胸中に秘めた熱い心…「鎌倉殿の13人」梶原景時が源平合戦で見せた獅子奮迅の大暴れ! (3/4ページ)
孤軍奮闘する景季を救いに……
「源太!源太がおらぬ!源太!」
ただ独り敵中で血路を斬り拓くべく闘っている景季の姿を思い浮かべ、景時は今にも泣きだしそうな勢い。
「源太!今すぐ助けるぞ、待っておれ!」
先ほどは口酸っぱく景高をたしなめていた景時ですが、景季を喪ってはならぬとたった一騎で敵中へ殴り込みます。
「父上を討たせてはならぬ!者ども続け!」
「「「お、おおぅ……っ!」」」
全力で敵中へ駆け込んで引き上げて、また駆け込んで……郎党らは大変だったでしょうが、景季の命がかかっていますから、泣き言なんて吐いていられません。
「源太!」
果たして見つけた景時は、ただ一人で大軍に包囲されながらもなお闘志を絶やすことなく、背後から攻撃されぬよう、梅の木を背に奮闘していました。
孤軍奮闘する景季(中央)を助けに来た景時(左奥)。歌川国芳「生田森追手源平大合戦」
「おぉ、無事だったか!心配したぞ!」
景時らの姿に安堵の笑みを浮かべた景季は、その箙(えびら。矢を入れる腰箱)に梅の枝を挿しており、味方はもちろんのこと、敵方の平氏ですら
「東夷(あづまゑびす。