お江戸の夜は危険がいっぱい?江戸時代、街の安全を守った木戸番たちの仕事や待遇を紹介 (2/5ページ)

Japaaan

こっちから通りな」

通行人は木戸の脇にある小さな通用口から通してもらいますが、なにぶん時間が時間なので不審者扱いは免れず、どこの誰か、こんな時間までどこへ行っていて、どこまで行くのか尋問を受け、その内容は記録されます。

「伊勢屋の手代、たへゑ。と……」

この記録が後で何かトラブルが発生した時に取り調べの証拠となり、木戸番ごとに照らし合わせることで、言動の矛盾点も見つけやすくなります。

「まったく……今まで、一人で呑んでたのかい」

「あぁ、もう帰るんだ」

「よし、さっさと行け。面倒ごとを起こすなよ」

そそくさと木戸を通るたへゑ(イメージ)

さて、通行人を送り出すと、木戸番は次の木戸に向けてチョーン……と拍子木を打ちます。これは「送り拍子木」と言って「今この木戸から、そっちの木戸へ通行人が行く(※)から、対応するように」という合図になります。

(※)すぐそこの家へ帰宅するなど、明らかに「この区画から出ない」場合は打ちません。

拍子木は通行人の数だけ打つので、今回はチョーン……の一度きり。次の木戸では、通行人を待ち受け、先の木戸と同じく身元や行先などを自問・記録するのですが、もし通行人が拍子木の数通りに来なかった場合はどうなるのでしょう。

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