戦略コンサルが明かす「知らないうちに評価が下がるポイント」 (2/5ページ)
でも、「これ読んでおいて」って本を渡すだけならラクですし、その後の議論の土台になります。そうやって「上司と部下の共通の教科書」として使っていただけたらうれしいです。「この本でこう言っているし」ということで僕を味方にしてもらってもいいですし、「こう書いてあるけど、俺たちはもっと進化させてこうしよう」という使い方もすばらしいと思います。
――本の内容を踏まえて、さらに議論を重ねて発展させていく使い方ができるんですね。
高松:そうです。読んでほしい人としてさらにつけ加えるなら、これから社会に出る大学生にも読んでいただけたら、プラスになることは大きいと思います。社会人になったスタートの時期に、上司や先輩から「こいつ、よく気がつく奴じゃん」と思われたらその後のチャンスも増えますしね。
たとえば他の会社に行ってお茶を出された時に、ちゃんとしている人は片づけをして帰るんですけど、人によっては飲みっぱなしで雑に置いていく。やはりそこで人柄が見えてしまうし、相手からの印象も変わるんですよ。こういうところで損をしている人って意外に多いんです。
――今のお話のような仕事以前の基本的なマナーに属することから、実務的なことまで、高松さんはどのように身に着けていったのかというと、師匠にあたる方や先輩、後輩のふるまいをマネされたそうですね。
高松:できる人ってそもそも意識しなくてもできるんですよ。その部分を自分なりに言語化して知識としてストックしていました。
たとえばコンサルティング会社で働いていた頃、クライアント先にタクシーで移動することが多かったのですが、当時BCGがあった赤坂見附から八重洲のクライアント先までタクシーで行って、どこでタクシーを停めてもらいますか、となったときに、受付の前にドーンと停めてもらうと、「おまえらウチのお金でタクシー乗って来るわけ?」って思う方もいるかもしれないじゃないですか。相手先の方の中には。
――たしかに、あまり目立ちすぎるとよく思わない人はいそうです。
高松:タクシーで行くこと自体は必要なことなんです。