戦略コンサルが明かす「知らないうちに評価が下がるポイント」 (3/5ページ)
電車の中でクライアント企業の機密情報を話すわけにはいかないじゃないですか。
なのですが、タクシーで受付の前まで行ってしまうとよく思わない人もいると。そんな時、想像力のある人は相手先のオフィスの50mくらい前で停めてもらって、歩いていく。
こういうことって、できる人は何も考えずにできるんですよ。無意識にやっている。そういうのを見て「これいいな、やってみよう」となった時に、言語化して残しておくということをしていました。たまってきたら携帯の待ち受け画面にしたりね。
――タクシーのエピソードは、今回の本でいう「愛と想像力」についてですよね。こういうことは、できそうで意外とできない人が多いのかもしれません。
高松:そのとおりです。この本の0章や1章はこういうちょっとしたことで仕事は変わるよというのがテーマになっています。「報われてないな」と自分で思っている人は、この章が役立つはずですし、自分がされてうれしかったことも嫌だったことも言語化して、それをストックしていくことが大切です。それが自分の行動を変える第一歩になるので。
――無意識に相手が心地よく感じることをできる人は、何が違うのでしょうか?
高松:親のしつけもあるのでしょうけど、それ以上に周りの人に怒られた回数とか、怒られた時になぜ怒られたのかを言語化して考えられてきたかというのが大きいと思います。いずれにしても、こういうことは後天的に身につけることができる「スキル」です。決して「センス次第」でも「親のしつけ次第」でもないと思います。
――「愛と想像力」という言葉を頭に入れておくと、確かにあらゆる行動が変わる気がします。目上の人に対してはある程度自然に愛と想像力がはたらくような気がしますが、下の人に対してはかならずしもそうではありません。高松さんご自身、目下の人や立場が下の人に対してどのような「愛と想像力」の行動をしていますか?
高松:「時代遅れ」にならないようにすごく意識しているんですよ(笑)。そのためには若い人のセンスはすごく貴重で、彼らの感覚を大事にしないといけない。