宮脇咲良がHKT48・AKB48に残した功績とIZ*ONEの活動を通して示したアイドルの可能性 (2/4ページ)

日刊大衆

それに比べてHKT48では兒玉遥とのWセンター曲『12秒』のみとなっているが、2つのグループを行き来しながら多くの経験をHKT48へ還元してきたメンバーでもある。

 宮脇の活躍という意味で思い出されるのが選抜総選挙における躍進だろう。2012年グループ加入からまだ1年という中で行われた『AKB48 27thシングル 選抜総選挙』において宮脇は47位を獲得しHKT48として初のネクストガールズに選出。

 2013年には26位と大きく順位を伸ばすなか11位(2014)→7位(2015)→6位(2016)→4位(2017)と着実に自らの順位を上げてきた。

 最期の選抜総選挙となった2018年には目標とする順位には届かなかったものの、過去最高となる3位にランクイン。未来のAKB48を背負っていくという決意、そしてHKT48として連覇を成し遂げた指原莉乃への恩返しという宮脇の思いは果たされなかったが、スピーチで語られた言葉からは幾分たくましさすら感じさせるものだった。

 指原の思いを受け継いでHKT48の躍進を支えた宮脇の活躍は、卒業してもなお語り継がれていく類のものだろう。

 2018年に参加した『PRODUCE 48』の最終結果で2位を獲得し、IZ*ONEのメンバーとして活動をスタートさせ、ミニアルバム『COLOR*IZ』でデビュー。2年6ヶ月の期間をAKB48として活動を休業し、IZ*ONE専任として活動することとなった。

 グループとしてもグローバルな活躍が期待できるほどに成熟を見せ、初の日本ツアーでは5公演で5万人を動員するなど、国内でもその熱量は高く大きな商業的成功を収めたIZ*ONEだったが、『PRODUCE 48』の投票数操作の発覚やアルバムの延期、それに追い打ちをかけるように新型コロナウイルスの影響で活動がままならず、決して順風満帆とはいかなかった。

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