平安貴族も健康第一!百人一首の歌人・中納言朝忠が挑戦したダイエットを紹介 (3/4ページ)
その作者は『宇治拾遺物語(うじしゅういものがたり)』などに収録されている「三条中納言水飯事」の三条中納言を朝忠と勘違いしたものと考えられています。
では、この三条中納言とは誰かと言うと、朝忠の弟である藤原朝成(あさひら。延喜17・917年生〜天延2・974年没)。
彼はただ水漬け飯をサラサラ食うだけではなく、おかずに瓜の漬物(干瓜)十本、鮎鮨(あゆずし)三十尾を平らげたと言います。
「……あのね、味を足したら意味がないでしょうが」
現代なら野菜サラダが味気ないからとドレッシングやマヨネーズをドバドバかけてしまうような感覚でしょうか。
確かに、味気ない料理をモサモサ食べていると、もう食べたくないと思うのか、早く満腹になる(なってしまう)感覚がありますよね。
「うるさい!食いたいものを食いたいだけ食わずして何が人生じゃ!」
「……やれやれ」
終わりにこうして朝成のダイエットは見事に失敗。その晩年には相撲取りのような体格になったそうです。