神様同士の力比べが起源?相撲だけなんで「相撲を取る」というのでしょうか (2/3ページ)
相撲の神「野見宿禰」が祀られる、新横綱だけが奉納土俵入りを行う神社
野見宿禰(のみのすくね)は、出雲国の出身。土師氏の祖で、阿陀勝、来日田維穂命の父に当たります。対して、當麻蹶速は垂仁天皇の時代に勇名をはせたと伝わる人物で、大和国の当麻邑(たいまのむら、現奈良県葛城市當麻)に住み、強力を誇って生死を問わない勝負をする者を欲していたといいます。
これを聞いた垂仁天皇が野見宿禰をして力比べをさせたと伝わります。そのときの様子は、漢文で「捔力」と書かれており、これを訓読する時「すまひとらしむ」と読んだようです。
これがやがて「角力」と漢字表記するようになりました。なお、この勝負では、野見宿禰が当麻蹴速を蹴り殺して勝利しました。その後、この故事にちなんで734(天平6)年聖武天皇の天覧相撲が行われ、これが現在の相撲の始まりになったとされています。
いずれにせよ、相撲を「とる」のは1000年以上の歴史があるようです。
