去勢すると長生きする。羊を使った実験により男性ホルモンがDNAを老化させている可能性 (2/3ページ)
『eLife』(7月6日付)に掲載された研究では、それがなぜなのかDNAレベルで調査されている。それによると、去勢された羊のオスはDNAの老化速度がゆっくりになることが確認されたという。
オタゴ大学(ニュージーランド)の研究グループが調べたのは「DNAメチル化」が進む割合だ。これはDNA塩基にメチル基修飾がくっつく化学反応のことで、ある個体の生物学的な年齢を客観的に把握する指標になる。
オスとメスではこのDNAの老化がまるで違うことが知られているが、今回の研究では、去勢されたオスとされていないオスでもやはり違うことが判明したとのことだ。

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・男性ホルモンがDNAを老化させる?
また面白いことに、去勢によってもっとも影響を受ける部位は、男性ホルモン受容体があるところであることも明らかになっている。
マウスの組織を検査したところ、皮膚・腎臓・脳といった男性ホルモン受容体がある場所ほど、去勢後のDNA老化パターンに大きな変化が見られたのだ。反対に男性ホルモン受容体がないところでは、去勢による影響はほとんど見受けられなかった。
このことは「去勢」と「男性ホルモン」と「DNAの老化の性差」に関係性があることを示しているという。

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・人間ではどうなのか?
はたして人間でも同じことが言えるのかどうかは不明だ。