コロナ「完結葬」は究極の「手間いらず永代供養」(1)志村けん葬儀の流れを進化 (3/3ページ)

Asagei Biz

 釈清浄氏は法話の必要性に加えて、さらにこんなきっかけもあった、と語る。

「福祉関係者や老人ホーム、遺品整理会社の依頼で魂抜き(墓から遺骨を出したり、仏壇を処分する際に行う供養)に呼ばれるのですが、遺骨がよく出てくるのです。遺骨を持っていた人は、なんとかしてお墓に入れたかったが、そうはできなかった。そういう無念を汲み取って、法要をしてから合祀してあげたいとの要望もありました。完結葬では、合祀墓に遺骨を入れることにしています」

 釈氏は、19年8月に「完結葬仏教普及会」を発足させ、きちんと法話のできるベテラン僧侶や賛同寺院を確保。そして、これまでの葬儀と大きく異なるのが、完結葬を紹介すると同時に受付窓口にもなる「取次店」というシステムである。例えば広告代理店、遺品整理会社、人材派遣会社、ポスティング業者、日本語学校などが協力している。

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