漢字文化が日本を滅ぼす?明治時代に「まいにちひらがなしんぶんし」を発行した前島密の危機感 (3/4ページ)
その紙面は平仮名と漢数字だけで構成され、これで誰でも読むことが出来る……筈だったのですが、これが逆に読みにくくて仕方ありません。
漢字なら「鎌倉駅」と書いてあれば一目で「かまくらえき」と認識できますが、平仮名で「かまくらえき」と書いてあると、一文字ずつ読んで行かないと、意味がわからない場面が出てきます。
また「鮭」や「酒」などのように同じ「さけ」の仮名表記でも、まったく意味が違う言葉についても読み違いのリスクが高まるなど、漢字に慣れ親しんだ者にしてみれば、不便なことこの上ありません。
結局、ひらがな統一の試みは失敗に終わり、「まいにちひらがなしんぶんし」は明治7年(1874年)に廃刊となったのでした。
おわりに昔から日本人は舶来ものを有難がる一方で、せっかく自分たちの培ってきた伝統文化を軽んじがちな島国根性があります。