心に響く!歴代五輪の名言&珍言(1)「見つけた方はご連絡を」 (2/3ページ)
「金がいいです~」田島寧子(00年シドニー/競泳)
400㍍個人メドレーで銀メダルに輝いたが、すかさず「金がいいです~」との飾らない本音が人気につながった。ところが、まさかの女優転向で世の中の見る目が一変。朝ドラ出演など成果はあったものの、ほどなく引退に。
「私はレース中、後ろを振り返りません」円谷幸吉(64年東京/マラソン)
国立競技場に入るまで2位の位置にいたが、後ろから追い上げるヒートリー(イギリス)を振り向くことなく、最終的には銅メダルに。続くメキシコ五輪を間近に控えた68年1月、自ら「幸吉はもう走れません」と命を絶った。
「涙の出ようがないですよ」桜井孝雄(64年東京/ボクシング)
日本のボクシング史上、初の金メダルをバンタム級において獲得。報道陣に「感激の涙が見られないが?」と振られると、あまりの減量苦を指して「水を飲まなかったから涙の出ようがない」と、中央大学生らしく冷静にコメント。
「われわれはみんなビジネスマンだ」釜本邦茂(68年メキシコ/サッカー)
日本サッカー史に輝く銅メダルは、7得点を挙げた釜本の活躍が大。当時、プロ選手は参加できず、海外の記者は「プロ並みの練習をしているのか」と質問したが、釜本はきっぱりと否定し、アマチュアとしての誇りを口にした。