警視庁元最高幹部が警告「サイバーテロが選手村、大病院を襲う」(1)ロシアが偵察活動 (2/3ページ)
「なぜかあまり目を向けられていない懸念材料だが、これこそコロナ禍での五輪の場合、致命的な結果を招きかねないものだ。米村氏と同じ警察の元最高幹部がすでに指摘している」
そう前置きして、政府関係者は続けた。
「昨年3月、米田壮元警察庁長官が『深刻化するサイバー攻撃 東京五輪を守れるか』とのテーマで講演をしている。米田氏はサイバー攻撃の専門家だ。長官時代には巧妙・複雑化するサイバー犯罪への対応を託され、警察庁に分析センターを設けるなどしている。そうしたプロが、かねてその危険性を指摘していたわけだ。米田氏によれば、今回、五輪を開催すれば、サイバーテロが起こりかねないというのだ」
これが、にわかに現実味を帯びてきている。
5月下旬、東京五輪のサイバーセキュリティ対策を推進する内閣サイバーセキュリティセンターが不正アクセスを受け、東京五輪開催中のサイバー攻撃に備えて実施した情報共有訓練の参加者の所属先や役職、名前などが外部に流出したことが判明したのである。