警視庁元最高幹部が警告「サイバーテロが選手村、大病院を襲う」(1)ロシアが偵察活動 (3/3ページ)
「こんなのは、序の口だ」
政府関係者はそう口にしたが、事実、これまでも五輪は何度となく、由々しきサイバーテロの標的となってきた。
そもそも東京五輪についても、開催延期が決定された昨年3月以前に、ロシアの軍の情報機関であるGRU(参謀本部情報総局)が、サイバー攻撃のための準備として偵察活動を行っていたことが、英政府の発表で明らかになっている。
また、ロシアは18年の平昌冬季五輪でも、開会式当日にサイバー攻撃を決行。「オリンピック・デストロイヤー」と呼ばれるマルウエア(有害なソフト)をばらまき、チケット印刷を含む運営システムを阻害した。米司法省によると、攻撃に関与したのはGRU74455部隊。司法省高官は「ロシアほど悪意を持ち無責任にサイバー能力を武器化した国はない」と厳しく指弾した。
(ジャーナリスト・時任兼作)
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