“元祖・エロカッコいい女”杉本彩のソウルフードは、京都を代表するチェーン店の豚骨醤油ラーメンだった! (3/3ページ)
私はそういう解釈で、今もラーメンを食べ続けています」と記事中で語っている。
太らない体質なのだろうか。親しい銀座のクラブのママ、伊藤由美のブログによれば、杉本彩は「だいたい週一回のペースでラーメン屋に行く」そうだ。ブログを読むと、旅先でもちょくちょくラーメンを味わい、お取り寄せも楽しんでいる様子だ。
かく言うぼくも最近、ラーメンのスープで一番しっくりくるのは京都製。「新福菜館」や「第一旭」のラードや背油でてらてらした醤油味もよいが(チェーンのラーメン魁力屋や来来亭もこの系統)、まろやかな白濁系も捨て難い。
そして、先だって「ラーメン横綱」を初めて試し、天下一品でいえば、こってりとあっさりの中間の「こっさり」という感じなのだが、実に飽きの来ない日常食としてのラーメンだと、ちょっと感動さえ覚えた。
最近のラーメンはどれも凝っていて、間を置かず、何度もリピートしたくはならない。ましてや、飲んだ後に食いたいとは思えないのだ。杉本彩のラーメンの好みもはっきりしている。『dancyu』記事でも「オーソドックスで奇を衒っていないラーメン」と語り、男勝りな面をそこでも見せる。
■ラーメンのセレクトも自分流
さらには、「私は行列に並んでまでラーメンを食べたいとは思わないんです。自分がおいしいかどうかがすべてで、流行りや人の評価など気にしない」と明言する。いなせな女だ。そもそもセクシーってカッコいいってことだろう。彼女にとってラーメンはお茶漬けやおにぎりと一緒なのだ。
夜食テロという言葉があるが、「横綱」のサイトを見ていたら、無性に恋しくなった。入れ放題の青ねぎ、にんにく唐辛子、生おろしにんにくの無料薬味を大いにかまし、ストレート麺をずるずる啜りたい。むろんその前に餃子や春巻きなど豊富なアテで生ビールやチューハイを堪能した上で…。そう、京都系ラーメンは飲み屋としても優秀なのだ。
(取材・文=鈴木隆祐)