エドガー・アラン・ポーはタイムトラベラーであるとする3つの根拠 (2/8ページ)

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彼の作品は、おそらくはこの突拍子もない主張をもっともらしいものにしてくれそうだ。・証拠1:『ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語』
 1838年のポーの唯一の長編作品で、遭難した捕鯨船での悲劇を描いたもの。食料も底を尽き、自暴自棄になった乗組員たちがついにカニバリズムに走る。

 藁をくじ引きがわりにして、犠牲者を選ぶことにしたが、結局、リチャード・パーカーという少年が、貧乏くじを引き、食べられてしまった、という話だ。

 ところが、その後ずいぶんたってから奇妙な事件が現実に起こった。この話が出版されてから46年たった1884年、4人の男たちが乗ったヨットが沈没して漂流してしまった。

 船は破損し、食べ物もない。彼らもまた生き延びるためにカニバリズムに走る。給仕として乗り込んでいた17歳の少年を殺して食べたのだ。その少年の名前も、リチャード・パーカーだった。

 出版から1世紀近くたって初めて、実在のパーカーの子孫からの手紙が広く知れ渡るようになり、ポーの小説と現実の事件があまりにもそっくりなことが指摘されるようになった。

 ジャーナリストのアーサー・ケストラーが、"驚くべき偶然の一致"の物語を募集した結果、遺族の手紙が選ばれて、『サンデータイムズ』紙に掲載されたのがきっかけだった。まさに、信じられないような偶然と思わざるをえない。

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