HKT48田中美久「単独センター抜擢」が必然だった理由とは? (1/3ページ)
なぜ彼女たちは「センター」に立ったのか⁉
アイドルセンター論
HKT48田中美久 後編
元々センターが流動的であったHKT48において、センターの交代ということには他のグループほど大きな意義を見出すことは難しいが、小学生という年齢で加入した田中美久が2018年に『早送りカレンダー』でセンターに抜擢され、さらには2021年にリリースされた『君とどこかへ行きたい』のつばめ選抜では初の単独センター抜擢と、複数回センターに抜擢されたことに感じるのは「HKT48の顔」としてもはやグループ内で大きな存在となっているということである。そしてまた田中がセンターに選ばれたことは「世代交代」の意味を強く包含することとなる。
HKT48では指原莉乃の卒業と宮脇咲良と矢吹奈子のIZ*ONEとしての活動など、ここ数年で大きな変化が起こっていた。そこで世代交代の流れを自ら引き起こしたのが田中だった。